このたび、党学生局次長に就任いたしました。現場の声を国政に届けるべく、精一杯頑張って参ります。
以下は、10月14日付の公明新聞の、党学生局てい談の記事を転載したものです。
公明党青年委員会の下で新たな陣容となった学生局。来年2月の結成5周年に向けて学生との懇談会を全国で開催し、現場の声を政策に反映していく方針だ。中野洋昌局長(衆院議員)と、河野義博、佐々木さやか両局次長(ともに参院議員)に、今後取り組むべき課題や活動の決意を語ってもらった。
全国で懇談会を開催 (中野)
多様な情報発信検討 (河野)
女性特有の声も重視 (佐々木)
中野洋昌局長 学生への支援策に取り組むのは、日本の未来を切り開いていくのと同義です。これまでの活動を踏まえた上で、若者が力を発揮できるような施策を一層進めていきたい。
佐々木さやか局次長 政府の成長戦略に「女性の活躍」がキーワードとして掲げられたように、今まで光が当たりにくかった女子学生特有の悩みや意見を積極的に聞き、政策に反映するのも重要な視点だと思います。
河野義博局次長 学生と話をした際に気になるのは、勉強をしっかりしていて優秀な一方で、将来に漠然とした不安を抱えている人が多い点です。
佐々木 確かに、大学生を対象にしたアンケートでも、将来に希望が持てないとの答えが大半だそうです。
中野 学生の悩みの大きな部分を占めるのは就職問題だと思います。これまで学生局では、就職活動の早期化是正や企業と学生のミスマッチ解消などに取り組んできました。
河野 キャリア形成の観点からは、今年5月に学生3610人への調査を基にした提言を文部科学相に提出し、資格取得やインターンシップ(就業体験)支援の拡充、留学者数の倍増、奨学金制度の充実などを強く求めています。
佐々木 ただ、若者を取り巻く環境が絶えず変化している状況を踏まえると、今後も学生と直接語り合い、課題を明らかにする必要がありますね。
中野 そこで学生局は、全国で方面別の学生懇談会を行い、現場の声を政策に反映していく方針です。年に一度の学生局総会や、識者による講演会も検討しています。
佐々木 学生と政治の接点を増やす意味では、インターネットやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用した情報発信を積極的に行うべきかもしれません。
河野 それは、学生局がこれまで積み上げてきた実績を知ってもらうのにも効果的ですね。ネット選挙運動が初めて解禁された先の参院選では、動画配信が好評でした。さまざまな方法を実験的に導入していきたいと考えています。
佐々木 若者の投票率上昇に向けては、大学への投票所設置も検討に値します。愛媛県松山市の松山大学に期日前投票所が設けられた例もありました。
中野 来年2月に学生局は結成5周年を迎えます。政党として初めて発表した学生政策集「スチューデント・ポリシー2009」を軸にしながら、皆で知恵を出し合い「学生支援といえば公明党」と言ってもらえるように全力投球しましょう。