西日本を中心に降り続いた記録的な大雨は、各地に甚大な被害を与え、平成に入って最悪の豪雨災害となりました。被害は広がり、12府県で死者が計183人、安否不明者が64人となっており(7月12日13時30分現在)、今も懸命な救助活動が続いています。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
私は発災直後の8日、秋野参院議員、しもの参院選予定候補、そして地元議員の方々と一緒に、北九州市内の災害現場を踏査。被害状況の調査を行い、被災された方々をお見舞いしました。あるお宅では、玄関先の地面が大雨で崩落し、川に流されていました。他にも、大量の土砂が家屋に流れ込んだ場所があり、調査した先々で住民の方からのご要望を承りました。
その現場の声をいち早く国に届けるため、7月11日、私は委員長を務める参院災害対策特別委員会の理事懇談会を開き、政府と被害状況を共有しました。その上で、人命救助に全力を注ぐと共に、引き続き被害状況の把握を進め、被災者の生活基盤の早急な回復を図ることを確認しました。特に避難所への冷房配置を含めた熱中症対策など健康維持への配慮や、水道などのライフラインの整備、交通インフラの復旧などに迅速に対応しなければなりません。
被災地では、天候が回復して厳しい暑さが続いています。熱中症や二次災害の発生などに十分に注意を払いながら、安全な行動を心がけるようにしてください。
現場でお聞きした声をもとに、地方議員の方々と連携しながら、被災された方々が一日も早く安心の生活を取り戻せるように全力で支援に取り組んでいきます。